前年同月比 (YoY) を計算し、増減を色分け表示する(後半)

カテゴリ: 売上・業績分析作成日: 2025-12-09

前半の続きです。
テーブルとメジャーを作成後、視覚化ペインを使い、グラフを作ります。
こちらが完成図です。
前年同月比


このダッシュボードでは、グラフとテーブル、二つのスライサーを使用しています。

  • 折れ線グラフおよび集合縦棒グラフ
  • テーブル(売上実績、前年実績、前年増減率)
  • 製品IDスライサー
  • 支店IDスライサー

グラフ

・折れ線グラフおよび集合縦棒グラフ

グラフの構成は、次の通りです。

  • X軸: 年月
  • 列のY軸: 売上実績
  • 線のY軸: 前年増減率

折れ線グラフおよび集合縦棒グラフ


・テーブル(売上実績、前年実績、前年増減率)

列には「年月、売上実績、前年実績、前年増減率」を使用しています。
このテーブルでは、増減率を分かりやすくするため、プラスを緑色、マイナスを赤色にしています。
列で設定した前年増減率の下矢印をクリックし、 「条件付き書式」 を選択します。 条件付き書式


下図のように、増減率のフォントに書式を設定します。
設定はシンプルに、プラスとマイナスを色分けするので、0以上と0未満で分岐します。
プラスマイナスの設定


・スライサー

二つのスライサーは、フィールドに「製品ID」と「支店ID」を設定します。
スライサーは設定で表示形式を変更でき、このレシピではタイルを使用しています。
タイルの良さは、見る側にとって選択肢が確認しやすく、クリックも容易な点にあります。
タイル


スライサーは、選択したものでフィルターをかけることができます。
他にも、このダッシュボードでは、折れ線グラフおよび集合縦棒グラフとテーブルも連携しています。


おまけ(ドリルスルー)

ドリルスルーは、詳細分析に使用できるツールです。
例えば、下図のようにテーブルの行を右クリックし、ドリルスルーを選択します。
ドリルスルー


あらかじめ作成しておいた「詳細分析」のページに移動し、選択した列の詳細情報をテーブルで表示できます。 詳細分析


手順としては、まず「詳細分析」のページを作成し、テーブルを用意します。
このレシピでは「年月、支店ID、製品ID、顧客ID、数量の合計、売上金額の合計」を列にしています。
次に、列の下部に「ドリルスルー」の項目があるので、そこに「製品ID」を設定します。
 ※「年月」はドリルスルーを実行するとフィールドに加わります
製品IDのドリルスルー


注意点としては、ここでの詳細分析は全体の売上実績に対し、製品IDを軸に行うものということです。
具体的な分析は、製品IDに対し、年月や支店、顧客、数量、売上金額を表示します。


補足事項として、ドリルスルーは該当ページの右隣に作成し、一対一の関係で作るものです。
例えば、ドリルスルーを追加する場合、[前年同月比 (YoY)]ページに追加するのではなく、[詳細分析-製品]に追加します。
下図の通り、追加したのは「支店ID」のドリルスルーです。
支店IDドリルスルー


整理すると、全体の売上実績があり、これを製品ID別に詳細分析し、さらに支店ID別に詳細分析するという構造になっています。
ドリルスルーは、列が複雑で、多くなってしまう場合に有効です。
また、グラフを 「全体を概観する/詳細分析する」という分け方をする時に有用です。