前年同月比 (YoY) を計算し、増減を色分け表示する(前半)

カテゴリ: 売上・業績分析作成日: 2025-11-25

前年同月比は業績評価の基本で、YoY(Year over Year)とも呼ばれ、その構成はシンプルです。
当年実績、前年実績、そして前年比の3つのデータがあれば、下図は完成します。
前年同月比


このダッシュボードに使われるデータ構成は、次の通りです。

  • 支店マスター: 支店の管理
  • 製品マスター: 製品の管理
  • 売上実績-2024: 2024年度の売上実績
  • 売上実績-2025: 2025年度の売上実績

加え、下記のテーブルを作成(カスタムテーブル)します。

  • 日付テーブル: 対象年月
  • 売上実績-統合: 2024年度と2025年度の売上実績を統合
  • _メジャー: 後述

カスタムテーブルとメジャー

・売上実績-統合

まず、「売上実績-統合」はPower Queryで実行します。
テーブルの統合については、機能別のレシピをご確認ください。


・日付テーブル

次に、「日付テーブル」の作成です。
このグラフでは、二つのメジャーを使用しています。
DATE関数を使うことで、始点と終点を指定します。

日付テーブル = 
CALENDAR(
    DATE(2023, 1, 1),
    DATE(2025, 12, 31)
)

上記ができれば、年月のメジャーを作成します。
例えば、"202511"といった形式はFORMAT関数を使います。

年月 = 
FORMAT('日付テーブル'[Date], "YYYYMM")

・_メジャー

最後に、今回のレシピの要となる三つのメジャーです。
当年実績、前年実績、前年比を順番に説明します。


売上実績メジャー(当年実績)は、「売上実績-統合」テーブルから[売上金額]列をSUM関数で集計しています。

売上実績 = 
SUM('売上実績-統合'[売上金額])

前年実績メジャーは、上記の売上実績メジャーに対し、SAMEPERIODLASTYEAR関数で前年の値を取得します。
 ※SAMEPERIODLASTYEAR関数の公式リファレンス

前年実績 = 
CALCULATE(
    [売上実績],
    SAMEPERIODLASTYEAR('日付テーブル'[Date])
)

二つともできたら、前年増減率(前年比)はDIVIDE関数で割り算をするだけです。

前年増減率 = 
 divide(
    [売上実績] - [前年実績],
    [前年実績]
 )

テーブルとメジャーができたら、次は視覚化ペインを使い、グラフを作ります